大腸カメラ検査
（大腸内視鏡検査）

検査のみであれば、当日からシャワー・入浴が可能です。生検、大腸ポリープ切除を行った場合は、当日はシャワーのみでお済ませください。

前処置の際、トイレが間に合わず下着が汚れてしまうということがあるため、下着の替えをお持ちになることをおすすめします。検査の際には検査着に着替えていただきますので、検査で服が汚れるということはありません。

大腸カメラ検査（大腸内視鏡検査）の場合、まず医師の診察を受け、その上で後日の大腸カメラ検査（大腸内視鏡検査）のご予約をお取りになっていただくのが基本的な流れとなります。ただし当院では、初診の日に診察と大腸カメラ検査（大腸内視鏡検査）を行うということが可能です。お急ぎの方、なかなかお休みがとれないという方も、ぜひ一度当院にご相談ください。

はい、特に問題なく受けていただけます。経血が気になるようでしたら、タンポンをご使用ください。また、検査中にゼリーが付着することがあるため、替えのタンポンもお持ちになることをおすすめします。
何かご不安なことがあれば、お気軽にお問い合せください。

検査のみであれば、特に食事で気をつけることはありません。検査直後から、普段通りのお食事ができます。
ただし、生検・ポリープ切除を行った場合、アルコール、刺激物、脂っこいものを控える必要があります。

はい。当院では、日帰りでの大腸ポリープ切除を行っております。採取したポリープは、病理検査を行い、確定診断もできます。
ただし、ポリープが大きく出血が多くなることが想定される場合など、入院が必要となるため、提携する病院をご紹介することがございます。

大腸を詳しく調べるため、大腸疾患を早期発見するため、現時点で最良の検査となります。
直径約1cmの内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体を観察します。大腸がんや大腸ポリープなど自覚症状の乏しい病気を含め、多くの大腸疾患の早期発見が可能です。また、組織を採取して病理検査にかけたり、ポリープをその場で切除するといったこともできます。

大腸カメラ検査の精度、苦痛の大小は、すべてその医師の腕に左右されると言っても過言ではありません。設備ももちろん大切ですが、当院を含め全国の病院・クリニックのほとんどは、最新の内視鏡システムを導入しています。
大腸カメラ検査は、医師が実際に内視鏡を操作しながら行う検査です。そのため、経験の浅い医師が大腸カメラ検査を行った場合には、強い痛みを感じたり（中止されることもあります）、病気の見落としをしたりする可能性が高くなります。
ホームページなどで担当医師の経歴や実績を確認したり、実際に相談してみるなどして、医療機関・医師を選びましょう。

当院では、痛みの少ない無送気軸保持短縮法を導入しておりますので、強力な鎮静剤は基本的に不要です。ごく軽い鎮静剤のみ、使用しております。
ほとんどの場合、患者様の意識が残っていますので、検査中にモニターを見ながら、医師から説明を受けることも可能です。
また強力な鎮静剤を使用した場合には、万が一腸を傷つけた際に気づけない・副作用が強くでるおそれがあります。

大腸がん、腸閉塞などによって内視鏡が通過できず、大腸カメラ検査を途中で中止せざるを得ないというケースは確かに存在します。
ただ、医師の技量不足によって中止に至ることもあります。一度、当院にご相談ください。なお当院では、上記のような例を除けば、ほぼ100％、大腸カメラ検査に成功（最後まで観察しきること）しています。

当院で内視鏡検査を担当する医師（院長）は、年間約1500件の大腸カメラ検査を行っています。継続的に頼ってくださる患者様がこれだけいらっしゃるのは、苦痛が少なく精度の高い内視鏡検査を行ってきた結果と自負しております。
今後も新しい知識や技術を取り入れながら精進して参りますので、ぜひお気軽に、また安心してご相談ください。

注腸造影検査（バリウム検査）はほぼすべての医療機関で実施されているため、受診先によっては、精密検査として注腸造影検査をすすめられることがあります。ただ、二次元的な影絵のような画像の観察になるため、カメラを介して直接観察する大腸カメラ検査とは精度に大きな開きがあります。
また、多量のバリウムを使用するため検査後の便にバリウムが混じること、被ばくが生じることも、注腸造影検査のデメリットとなります。
精度の面でも、安全性の面でも、やはり大腸カメラ検査をおすすめします。なお、注射長造影検査で異常が見つかった場合には、結局は大腸カメラ検査を受けることになります。

「無送気軸保持短縮法（ストレート法）」とは、従来の方法（ループ挿入法）と比べて、圧倒的に苦痛を抑えられる、内視鏡の挿入法です。
ご存じの通り、大腸には多数のカーブがあります。従来のループ挿入法では、空気で大腸を膨らませた上で、内視鏡を挿入していくため、必然的にカーブで壁にぶつかり、腸が伸ばされて痛みが生じます。
当院で導入している無送気軸保持短縮法では、空気を入れず、腸を少しずつ畳むようにしながら、ほとんど内視鏡を曲げずに挿入していきます。これにより、腸の伸びが最小限に抑えられ、痛みも生じにくいのです。

無送気軸保持短縮法に対応しているのは、全国の医療機関（病院・クリニック）のうち、ごく一部です。
非常に優れた挿入法ではありますが、修得に相当の経験・時間を要するために、対応できる医師が限られていることが理由のようです。