当院で対応している
予防接種の一覧
大阪大手前つぼもと消化器内視鏡・肛門外科クリニックでは、以下の予防接種に対応しております。
ワクチンは、予防接種法に基づき公費負担となる「定期接種」と、患者さんの自己負担となる「任意接種」に分けられます。
※定期接種に分類されるワクチンであっても、対象年齢・接種時期などの条件を満たさない場合には、自己負担となります。
インフルエンザワクチン
インフルエンザの発症・重症化を予防するためのワクチンです。
中でもご高齢の方はインフルエンザが重症化しやすく、肺炎を合併し命を落としてしまうこともあります。
ワクチンの効果は、接種後2週間から現れ、約5ヶ月間、持続します。インフルエンザのシーズンのことを考えると、10月～12月中旬の接種が推奨されます。
区分：任意接種
※自治体によっては助成あります。大阪市の場合、65歳以上の方または60～64歳で一定の障がいを有する方は、自己負担額1,500円でインフルエンザワクチンを接種できます。
肺炎球菌ワクチン（成人用）
肺炎の主要な原因菌である肺炎球菌に対するワクチンです。
抵抗力の低下している方、ご高齢の方は重症化や肺炎の合併のリスクが高くなります。定期接種では、23種類の肺炎球菌に効果のある23価ワクチンを使用します。効果は、1回の接種で約5年間、持続します。
区分：定期接種
対象：65歳以上の方
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹とは、幼少期に感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが、免疫力が低下した時に活性化して発症する病気です。帯状疱疹ワクチンは、この帯状疱疹の発症を予防します。従来からある乾燥弱毒生水痘ワクチン（ビケン）、またはより高い効果を有する不活化ワクチン（シングリックス）を使用します。
区分：定期接種
対象：今年度中に65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳以上になる方、または60～64歳でありヒト免疫不全ウイルス（HIV）によって免疫機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する方
B型肝炎ワクチン
B型肝炎ウイルスに感染している母親から生まれた子ども、他人の体液・血液に接する機会が多い職種の人（医療従事者等）に推奨されるワクチンです。2016年からは、新生児期における定期接種に指定されています。定期接種に指定される以前の世代の方にも、任意接種としておすすめします。
区分：定期接種
対象：生後2ヶ月～
※医療従事者など、B型肝炎ウイルスの感染のリスクが高い人に対する任意接種も行っています。
MR（麻疹・風疹）ワクチン
麻疹と風疹に対する混合ワクチンです。麻疹ウイルス・風疹ウイルスは非常に強い感染力を持ち、免疫を持たない人が感染した場合には重症化のリスクが高くなります。
MRワクチンは、生後12～24ヶ月未満、小学校入学前の1年間の、計2回の接種が推奨されています。
区分：定期接種
対象：生後12～24ヶ月未満、小学校入学前の1年間（計2回）
予防接種を受けるメリットと
必要性
重症化を防ぐために
インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンなどを接種することで、発症とともに重症化のリスクを下げることができます。特にご高齢の方、免疫力が低下している方などは、重症化のリスクが高いため、より積極的な接種が推奨されます。
もちろん、若くて身体が丈夫だという方にとっても、健康とQOLを守ることにおいて、重症化予防は大切な意味を持ちます。
ご自身と周囲の健康を守る
多くの人がワクチンの接種を受けることで、その感染症の蔓延を防ぐことが可能となり、これを「集団免疫の獲得」と言います。
「自分はかからない・重症化しない」という自信があっても、ワクチンを接種することで、免疫力が低下している方、そもそもワクチンを受けられない方の健康や命を守ることにつながります。
高齢者や基礎疾患のある方は特に重要
ご高齢の方、糖尿病・心疾患・呼吸器疾患など基礎疾患がある方は、感染症が重症化するリスクが高くなります。こういった方が肺炎を合併した場合など、長期入院が必要になったり、命にかかわる事態に陥ることがあります。
ご自身の年齢や基礎疾患の有無も考慮しながら、適切に予防接種を受けましょう。特に定期接種になっているワクチンは、特別な理由がない限り、接種することをおすすめします。何かご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
予防接種に必要な持ち物や
当日の流れ
持ち物
健康保険証
予防接種には、健康保険は適用されませんが、年齢・住所確認のため、健康保険証をお持ちください。
マイナンバーカード
マイナンバーカードの保険証利用登録をされている方は、マイナンバーカード（マイナ保険証）をお持ちください。
予防接種予診票
定期接種を受ける際には、必ずお持ちください。予診票は無料券を兼ねています。
事前にご記入いただいてお持ちになると、スムーズにご案内できます。
事前の体調チェック
体調の確認
発熱、嘔吐、下痢などの症状がございましたら、事前にお申し出ください。お身体の状態によっては、接種日を変更することがございます。
アレルギーの有無
過去にアレルギーを起こしたことがある場合には、その内容についてお申し出ください。
基礎疾患・服薬状況の確認
糖尿病・心疾患・呼吸器疾患をはじめとする基礎疾患、服用中のお薬がございましたら、その内容についてお申し出ください。
※服薬状況の確認については、おくすり手帳をお持ちいただけますとスムーズです。
当日の流れ
スムーズにご案内できるよう努めております。
以下にて、予防接種当日の基本的な流れをご紹介します。
1受付・問診票の確認
まずは受付にお声がけください。
保険証またはマイナ保険証、予診票などを確認いたします。
2診察
医師が診察を行い、ご希望のワクチンを安全に接種できるかどうかを確認します。基礎疾患、服用中の薬、ご不安な点などがございましたら、医師にお伝えください。
3ワクチン接種
ワクチンを接種します。原則として、ワクチンは上腕への接種となります。上腕を出しやすい服装でお越しください。
4接種後の経過観察
体調、副反応などを確認するため、15～30分ほど院内で待機をお願いします。問題なければ、お帰りいただけます。
接種後の注意点と副反応
接種後に見られる主な反応
比較的よく見られる副反応としては、接種部位の腫れ・赤み、発熱、倦怠感などが挙げられます。その他、接種するワクチンごとに、起こり得る副反応について事前にご説明いたします。接種後は、体調に十分に注意してください。
発熱や腫れなどの一時的な反応について
接種部位の腫れ・赤み、発熱、倦怠感といった副反応は、いずれも通常、数時間～数日以内に治まります。副反応が想定より長引く・ひどいといった場合には、すぐにご連絡ください。なお、接種当日は激しい運動・入浴・飲酒を控え、安静にしてお過ごしください。腫れ・赤みについては、軽く冷やすと早く引くことが期待できます。
強い副反応が疑われる場合の対応
ごく稀に、アナフィラキシーなどの重篤な副反応が起こることがあります。
接種後、呼吸困難、意識の低下、じんましんなどのアナフィラキシーが疑われる症状が現れた場合には、すぐに当院を受診してください。また当院がお休みの場合には、他の医療機関を受診してください。
予防接種のよくあるご質問
大阪市中央区に住んでいなくても、予防接種は受けられますか？
はい、住んでいる場所（住民票のある住所）に関係なく、当院で予防接種を受けていただけます。ただし、自治体ごとに補助制度の内容は多少異なります。当院の所在地（大阪市中央区）ではなく、患者さんがお住まいの自治体の制度が適用されますので、ご注意ください。また、ご希望されるワクチンの接種において、当院が指定医療機関であることをご確認ください。
ご不明の点がございましたら、お気軽にお問い合せください。
接種は予約なしでも受けられますか？
ワクチンの在庫管理、待ち時間短縮のため、予約制を採用しております。Webまたはお電話でご予約の上、ご来院ください。ご予約なしの場合、当日に接種ができないことがありますので、ご注意ください。
同じ日に複数のワクチンを接種することは可能ですか？
ワクチンの種類によっては、同日に複数のワクチンを接種することができます。ただし、種類・組み合わせによっては、別日の接種が必要になることもあります。
ご不明の点がございましたら、お気軽にお問い合せください。
予防接種当日に熱があった場合はどうすればいいですか？
37.5℃以上の発熱がある場合には、接種日を延期します。その他の体調不良についても、総合的に判断し、接種を延期することがございます。何か気になる体調不良があれば、必ずご申告ください。